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2013年4月28日日曜日

香港シンフォニエッタ 演奏会 評

2013年4月28日 日曜日
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール (新潟県新潟市)

曲目:
(一回目)
ヴォルグガング=アマデウス=モーツァルト 歌劇「コジ-ファン-トゥッテ」 K.588より序曲
ヴォルグガング=アマデウス=モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」

(二回目)
ヴォルグガング=アマデウス=モーツァルト 交響曲第23番 K.181
ヴォルグガング=アマデウス=モーツァルト ピアノ協奏曲第27番 K.595

ピアノ:マタン=ポラト
管弦楽:香港シンフォニエッタ
指揮:葉詠詩(イプ=ウィンシー)

この演奏会は、ラ-フォル-ジュルネ新潟のプログラムの一環として開催された。約45分の演奏会を二回開催する形となる。着席場所は、「二階後方中央」とされるが、ブドウ畑型ホールの段差で階が異なる形となっており、実態は一階ほぼ中央と言える場所である。

客の入りは約1000人くらいか。三階席は閉鎖している。

「ジュピター」は速いテンポかつ、テンポの変化が少ないもので、好みが別れそう。ウィンシーはティンパニのアクセントをかなり控えめにしている。彼女は、ティンパニの音があまり好きではないらしい♪

マタンとウィンシー、第二回目が始まるまでの展開は、あまりに対照的なテンポの取り方だけど、コンツェルト、大丈夫か??と心配させる程であった。

ウィンシーのティンパニ嫌い疑惑は、第二回目のプログラムからティンパニを排除しているところからも生じてくる。

マタンとウィンシー、どうも裏で談合をしていたようで(♪)、テンポは両者の中間を取ったかのような普通のものである。対立を伴うスリリングな展開の予想は、幸か不幸か外れてしまう。ポラトのピアノは綺麗に響くし、管弦楽も響きが厚くなって、ソリストと管弦楽とのバランスも絶妙に保たれ、とても美しい第27番ピアノ協奏曲となった。

マタン=ポラト リサイタル 評

2013年4月28日 日曜日
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場 (新潟県新潟市)

曲目:
ヴォルグガング=アマデウス=モーツァルト ロンド K.511
ヴォルグガング=アマデウス=モーツァルト メヌエットK.355
ヴォルグガング=アマデウス=モーツァルト 小さなジーグ K.574
ヴォルグガング=アマデウス=モーツァルト アダージョ K.540
ヴォルグガング=アマデウス=モーツァルト ピアノ-ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」 K.331

ピアノ:マタン=ポラト

このリサイタルは、ラ-フォル-ジュルネ新潟のプログラムの一環として開催された。本来の音楽会場とは別の「劇場」での開催であり、三味線・ピアノ等、自己残響機能を有する楽器以外の演奏にはそもそも向かない会場でのリサイタルである。着席場所は、一階後方中央(「2階席」とされているが、実態は一階席)。

「3階席」まで使う程混んでいる。お昼の時間帯となり、当日買いの観客が増えたのか?

ゆっくり目な、丁寧なタッチの演奏である。しかしながら、一本調子であり、気持ちの良い音色であるだけに、居眠りの危険を有する。

最後の「トルコ行進曲」だけテンポがやや速めである。このスピードで、彼の丁寧さで演奏されるのは絶品である。