2018年3月7日水曜日

Noism に関する 篠田昭 新潟市長への手紙

新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ の専属舞踊集団である Noism について、その存続を懸念する報道に接しました。

Noismの存続が当然ではなく「検討」と、小柳聡市議会議員の質問に回答されたことを残念に思い、深い懸念の意を表します。

これまでNoismは、新潟市に根を下ろして活動し、数々の新作を産み出し、高い演技水準で新潟市のみならず、さいたま・横浜・静岡・名古屋等国内のみならず、国外からも高い評価を得て来ました。

これまでの活動を踏まえ、従来通りの支援を新潟市として継続することを表明し、出演するダンサーたちに動揺を与えることなく、高い水準の公演をもって、新潟市の高い文化水準の維持、都市イメージの向上、日々の生活に疲労した市民の癒し、芸術を通しての社会への問題提起を実現することが、地方自治体としての責務かと思います。

外来の音楽家たちの寄せ集め公演である ラ フォル ジュルネ と、りゅーとぴあ の座付き舞踊集団として新潟市と密着して活動してきたNoism とを同列に扱うべきではありません。

これまで Noism が新潟市に築き上げてきた財産を毀損することなく、その財産を活かし続けていくことを、市長として力強く表明することを、衷心よりお願いいたします。